農家に泊まる
地域の課題を知ろうと思ったら、できるだけ生活に近い場所に行くのがよい。だから出張の時、農家民泊を利用することにしている。大抵は空いているし、長くその地域にすんでいる方とゆっくりお話しするのが最大の目的。
今日、泊まったのは広島県庄原市吉舎にある農家。4年前にご主人が亡くなって以来、この大きな家で、70歳過ぎのお母さんと96歳のお婆ちゃんとの二人暮らし。庭も家も相当に広いのに、良く片付けられている。
畑を荒らす野性動物のこと、だんだん増えてくる空き家のこと、地域の不安と希望などについてたっぷり時間をかけて伺った。
とにかく明るい性格のお母さんでこちらにも元気が伝わってくる。そういえば亡くなったご主人とは喧嘩をしたことがなかったそうで、我が家とも似たところがある。
「あの人は私のことを良く誉めてくれたけん、怒るようなことは無かったわぁ」
なるほどねぇ。
そんな家庭で育った娘は僕と同い年だそうだが、やはり喧嘩のない円満な家庭とのこと。
客間二部屋を自由に使ってくれとのことで、広々と過ごす。
食事は日本一になったことがあるというおむすびと、山菜など。
地味だがどれも美味しかった。
そんな古民家の壁に不釣り合いなポスターがあったので聞いてみると、息子さんがボーカルをしているゴシックメタルバンドだそうだ。私は縁がなくて全く知らない分野だが、一生懸命に説明してくれるおばちゃんの姿に、子供への愛情を感じた。
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