フォト
無料ブログはココログ

2006年5月新婚旅行

  • 帰宅
    だいぶ遅れてしまったけれど、ハワイイ・カウアイ島へ新婚旅行。

アクセス調査

  • google analytics test
2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

« イラン国南部 仮面の女たち | トップページ | もうすぐ、君に会える »

2017年12月22日 (金)

旅の読書

Pc216351

やあ、元気かい。ちゃんと食事している?

 
 日本を離れる直前に長編小説を買って鞄に詰め込んだ。自由な時間の多い旅ではないから読書の時間も多くないと思ってたった1冊だけ。今日はこちらにやってきて初めてのオフだったので、午後は読書をして過ごしたよ。
 
 前に太平洋の無人島に調査に行く時もそうだったように、僕は行く場所とは全く違う場所を舞台としたのを選ぶことが多い(あのときはイギリスだった)。それで今回は南極を選んだ。18歳の日本の青年が自分の将来を探すために密航する話で、密航する船は南極から氷山を運んでくるプロジェクトを担っている。
 
 中東のこの国とはずいぶん縁遠いと思って選んだのに、この船にはギリシャやイギリスや日本、それからマレーシアやパキスタンなど実にたくさんの国の人々が乗っている。他ならぬ船主がアラブ人。ムスリムが多くて、船内には礼拝室まであって祈りの描写も多い。だから僕がいるこの町の雰囲気がリアルに重なってくる。まあ、それもいいか。
 
 太陽が沈んだ頃に読み終えた。人と自然とのつながりは、この作者がずっとテーマにしてきたことなんだけど、文学というのはこういうことができるのかと、僕はすごく心を揺さぶられた。自分の心の中にある形にならないものの一部を言葉にしてもらったという感覚。心が興奮している。
 
読み終えた本をテーブルに置いてバルコニーに出たら三日月が出ていた。イスラム教では三日月が大事で、だから国旗に三日月がある国はみなイスラム圏の国なんだ。明日は宗教的な意味のある金曜日でもある。街全体に祈りの気配が漂っている。
 
 毎日何回も流れる、人々に祈りを促すアザーン。朝の回は5時でまだ暗い。ここにいる日本人の他の仲間は早朝の大音量に閉口気味だけど、僕自身は日本での習慣そのままに4時に起床して祈る。君にはいうまでもないが仏教徒の僕はクルアーンの代わりに読経と唱題。ここにきて、祈りは人に安穏をもたらすというのを実感している。僕はムスリムじゃないけど、彼らの信仰に敬意を持てるようになれたのは渡航の大きな収穫かな。
 
 あと一週間たったら帰国する。そのときを楽しみにしているよ。
またね。

« イラン国南部 仮面の女たち | トップページ | もうすぐ、君に会える »

1.自分のこと(生き方)」カテゴリの記事

コメント

声をかけていただいてありがとうございました。
今夜こちらを出発します。

帰りを指折り待っているようです

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 旅の読書:

« イラン国南部 仮面の女たち | トップページ | もうすぐ、君に会える »